Fukuoka Smart East実現に向けた“これまで”と“これから”

スマートイーストのロゴ

福岡市は、昨年、人口が163万人を超え、人口減少社会となった日本の中でも数少ない、成長し続けている都市です。

若者や女性の割合が高く、令和4年度市民意識調査で市民の96.2%が「住みやすい」と回答するなど、人が行き交う、元気で住みやすいまちと言われている福岡市だからこそ、いまのうちから様々な社会課題に対応できる、未来のまちづくりのプロジェクト「Fukuoka Smart East」に果敢にチャレンジしています。

そこで、「Fukuoka Smart East」にてこれまで取り組んできたことやこれから目指していることを、3回の短期連載で紹介します。

 第1回: これまでの振返りと今後の展望
 第2回: 少子高齢化にはどう対応していく?
 第3回: 気候変動にはどう対応していく?

第1回 これまでの振返りと今後の展望

【Fukuoka Smart Eastって何?】

福岡市は、少子高齢化や気候変動といった世界的に深刻な様々な社会課題を最先端のテクノロジーや画期的なアイデアの実装により解決していくことで、快適で質の高いライフスタイルとイノベーションが生まれる都市空間を創出し、持続的に発展していく未来に誇れるモデル都市、すなわちスマートシティを創造するプロジェクトとして「Fukuoka Smart East」を立ち上げました。

まずは、天神・博多の二大都心に近くアクセス良好で、かつイノベーションの実装に最適な広大なグリーンフィールドがある箱崎エリアでの実現を目指しています。これまで、様々な実証実験をはじめ、有識者との意見交換や産学官民での勉強会・イベントを開催するなど、将来の地域社会に求められていることや実装の難しさを明らかにするとともに、解決策となり得るイノベーションへの理解を深める取組みを行ってきました。

勉強会でスマートイーストについて説明している写真
勉強会の風景写真

そういった取組みに関わった市民や地域の方、民間事業者の方々からFukuoka Smart Eastに期待する声を多くいただいており、その期待に応えていけるよう、福岡市として、これからもしっかりとFukuoka Smart Eastを推進していきます。

自動運転バスの体験会の写真
自動運転バスの乗車体験をした家族の写真

【これからどうなる・どうする?】

様々な社会課題がもたらす影響による社会情勢の変化は、SDGsをはじめ、様々な新しい価値観を生み出しています。
その中でも昨今注目されているのが、一人ひとりの心身の健康や幸福が感じられるWell-beingや、多様な人々が相互に尊重しあえるインクルーシブ、また、気候変動による様々な危機に対応するための脱炭素といった新しい価値観です。
これからFukuoka Smart Eastを推進していく上では、こういった新しい価値観も踏まえていくことがとても大切となります。

そこで、福岡市では新しい価値観に対応したまちづくりに向けて、Fukuoka Smart Eastに加え、

◆誰もが安心して暮らしやすいインクルーシブな環境づくり
◆新たな価値を生み出すFukuoka Art Next
◆憩いと潤いを感じられる都心の森1万本プロジェクト

などの施策を推進しています。

フクオカアートネクストのロゴ
都心の森一万本プロジェクトのロゴ

 

このように、Fukuoka Smart Eastでは、様々な施策により新しい価値観に対応していくとともに、従来からある自助・共助・公助に、イノベーションの実装による課題解決となる「技助」が加わりつつも、地域やコミュニティとのつながりもある、そんなあたたかな街にしていくことを目指しています。

 

 第2回:「少子高齢化にはどう対応していく?」
 第3回:「気候変動にはどう対応していく?」

 

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